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第6回学生観光論文コンテスト表彰式を開催

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      全受賞者記念写真.jpg

*2017年2月21日(火)東京ビッグサイト、第45回国際ホテル・レストラン・ショー会場内の表彰式において、受賞者と審査委員の皆様

第6回学生観光論文コンテスト(賞金総額100万円)

審査委員長の論文総評と受賞者の声


1. 審査委員長の論文総評(石川 尅巳 株式会社ジェイティービー 元常勤監査役)

  審査委員を代表して、第6回学生観光論文コンテストの総評を述べさせていただきます。全体で25大学・1専門学校より合計51編の応募をいただき、そのうち7編を最終審査させていただきました。応募された学生の皆さんそれぞれが、日本の観光の現状を把握されており、観光立国実現に向けた取り組みについての意識もますます高くなっていることが窺えました。
7編の最終審査に残った論文を慎重に審査いたしましたが、論文の体裁や構成のまとまりのほかに、調査や提案も学生らしい生き生きとした論文が目立ち、順位をつけることに審査委員一同、苦労いたしました。
その中から最優秀賞である観光庁長官賞に、早稲田大学 商学部3年 山元康平(やまもと こうへい)代表がまとめたテーマA『日本の観光立国化に向けた地方観光推進プラン』、優秀賞に拓殖大学 政経学部経済学科 茂木ゼミナール4年 西澤優(にしざわ ゆう)代表のテーマA『日本の「おもてなし」観光政策-乳幼児連れ観光客に優しい国を目指して-』、並びに高崎経済大学 地域政策学部地域政策学科 佐藤研究3年 渋谷知樹(しぶたに ともき)代表のテーマC『地方都市に有効な国際会議誘致の施策』が、各々【公益財団法人日本ナショナルトラスト会長賞】、【一般社団法人全日本シティホテル連盟会長賞】に選ばれました。本当におめでとうございます。
これからも引き続き学生の皆さんの刻苦勉励を期待します。

  最後になりましたが、第6回学生観光論文コンテストを無事に終えることができましたのも国土交通省観光庁をはじめとする各種団体の皆様のご支援とご高配の賜物と深く感謝し厚く御礼申し上げます。

2. 受賞者の声
1)観光庁長官賞:早稲田大学 商学部3年 山元康平(やまもと こうへい、代表)・小川真澄・加賀妻美沙・川合悠加・和田蒼一、テーマA『日本の観光立国化に向けた地方観光推進プラン』。

 

長官賞受賞者記念撮影.jpg

  今回はこのような名誉ある賞をいただき、グループメンバー一同大変光栄に思っております。この観光論文コンテストに参加するにあたり、取り組みの中で「日本を盛り上げる」ことをテーマに、自分の国について考えることができる良い機会になりました。2020年には東京オリンピックが開催されることもあり、最近では国を挙げて観光という分野に力を入れています。そのような背景もある中、今回は自分たちが日本という国の一員として何ができるのかを真剣に考えることができました。また、先日、成田空港での国際線利用者において、訪日外国人利用者数が日本人利用者数を超えたというニュースがありました。私達の提案内容である「トレジャパン」や「ローカルラクラクパス」が実現できれば、より一層日本を観光立国に近づけられるのではないかと思います。そして、この観光論文コンテストで得られた知見や発想を今後生かしていければと思います。最後に、関係各位の皆様に心より御礼申し上げます。

2)優秀賞【公益財団法人日本ナショナルトラスト 会長賞】:拓殖大学 政経学部経済学科茂木創ゼミナール 4年 西澤優(にしざわ ゆう、代表)・藤枝永奈・小野寺愛実、 テーマA『日本の「おもてなし」観光政策-乳幼児連れ観光客に優しい国を目指して-』。

 

日本ナショナルトラスト会長賞.jpg

  この度は日本ナショナルトラスト会長賞という栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。私たちは、2020年の東京オリンピック・パラリンピック後も外国人観光客数を増加させるために何が必要かを考えました。これまであまり注目されてこ   なかった乳幼児連れ観光客にスポットを当て、課題とその対応について提案したものです。
論文作成にあたっては、私たちの思い描く結論に繋げていくために試行錯誤を繰り返し、締め切り日前日まで推敲を重ねました。今回、このような評価をしていただいたことで、その努力が報われた気がいたします。
今回の受賞を励みとし、今後も問題意識を持ち続け、それを解決する洞察力や実行力、柔軟性を身に付けて日本の魅力を発信していきたいと思います。
本論文を執筆するにあたり、多くの皆様にご協力いただきました。このような賞を頂けたのも、検証にあたり商品の貸し出しをして下さった団体の方々、並びに私たちと真摯に向き合いご指導してくださった茂木創先生のおかげです。この場を借りて、心よりお礼申し上げます。

3)優秀賞【一般社団法人全日本シティホテル連盟 会長賞】: 高崎経済大学 地域政策学部地域政策学科佐藤公俊研究室3年 渋谷知樹(しぶたに ともき、代表)・金子佳聖・佐藤瑞恵・横山諒、 テーマC『地方都市に有効な国際会議誘致の施策』。

 

全日本シティホテル連盟会長賞.jpg  この度は、大変栄誉ある賞を賜り、光栄に思います。そして、このような貴重な機会を設けてくださった、皆様に大変感謝いたしております。本論文では、地方都市のコンベンション・ビューローが抱えている問題点をアンケート調査により抽出し、解決するための方法を提案しました。しかし、私たちの提案した方策が有効的であったとしても、それらを実行する予算をどこから捻出するかについてまで、及びませんでした。まだまだ、私たちの努力不足であることを痛感しております。
来年度も学生観光論文コンテストが実施されるのであれば、今後の日本の観光立国化に貢献できるような研究を発表ができるように、日々精進して参りたいと思います。
最後に、本論文の執筆にあたり、温かいご指導を賜わりました佐藤公俊教授、ならびに調査にご協力頂いた多くの皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

3.今年度の応募学校名一覧(五十音順)
 愛知学院大学、愛媛大学、桜美林大学、香川大学、京都学園大学、神戸大学、神戸学院大学、国士舘大学、駒澤大学、高崎経済大学、拓殖大学、中央大学、帝京大学、東京経済大学、東洋大学、同志社大学、長岡技術科学大学、法政大学、松山ビジネスカレッジ、明治大学、山口大学、横浜国立大学、立教大学、琉球大学、和歌山大学、早稲田大学

4.過去の応募論文数と学校数
1)第1回 2011年度  論文数~33編  学校数~ 9大学・3専門学校
2)第2回 2012年度  論文数~61編  学校数~28大学・2専門学校
3)第3回 2013年度  論文数~62編  学校数~27大学・1専門学校
4)第4回 2014年度  論文数〜49編  学校数~27大学
5)第5回 2015年度  論文数~45編  学校数~25大学・1専門学校
6)第6回 2016年度  論文数~51編  学校数~25大学・1専門学校

文と写真:一般財団法人日本ホテル教育センター 事業本部
 


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